イケてる SaaS を作りたい (koni blog)

SNS管理ツール「SocialDog」を運営する株式会社AutoScale代表 小西将史のブログです。イケてるSaaSを目指して日々奮闘しています。

「株式会社SocialDog」への社名変更の経緯と、会社名をサービス名と同じにすることについて

こんにちは、株式会社SocialDog代表の小西です。

2021年9月1日、株式会社AutoScaleは、「株式会社SocialDog」に社名変更しました!

socialdog.jp

今回の社名変更にあたって、変更の経緯、サービス名と社名を同じにするべきかについて、旧社名の由来をお伝えします。

社名変更の経緯

今回の社名変更は、採用力の強化のため、「どうすれば会社のブランド力を強化できるか」を考えていたことが発端でした。

もっと具体的にいうと、「採用サイトの検索結果や、スカウトの連絡の一覧画面で、たくさんの会社名が並んでいるときにもっとクリックしてもらうためにはどうすべきか」を考えていたことでした。

知っている/聞いたことのある会社名にしたほうがクリック率が高そうです。

おかげさまで、SocialDogのアカウント数が70万を超え、「SocialDog、うちの会社でも使っているよ」と言っていただける機会が増えてきました。

そこで、社名をサービス名と同じにするという決定をしました。

これで、社名が少なくても70万人は見たことがある文字列になります!

新社名の表記について

社名をサービス名と同じにすることを決めるだけでは、新社名は決まりません。

以下2点も決める必要があります。

  • 株式会社を前後どちらにつけるか(前株/後株 *1
  • 英語(アルファベット表記)にするかカタカナにするか

上記の組み合わせが全部で4通りあります。

各社なんらかの理由で決めていると思うのですが、あまり表記方法の決定理由が書かれているページがないので、今回は社名の表記を決めた経緯についても書いてみます。

社名は前株か後株か

調べてみると、以下のような特徴があるそうです。

表記 特徴
前株(株式会社SocialDog) 「株式会社」が強調され、安心感をアピールできる
比較的新しい企業に多い
後株(SocialDog株式会社) 「社名」が強調され、歴史が長く伝統的な企業ブランドという印象
比較的歴史ある企業に多い

うーんどうでしょう?

確かにそんな気もするけど、例外も多そうで、個人的にはそこまで納得感はありませんでした。

社名は英語かカタカナか

調べてみると、以下のような特徴がありそうです。

表記 特徴
カタカナ(株式会社ソーシャルドッグ) 老舗感がある*2。口頭でも伝えやすい。手書きしやすい。
英語(株式会社SocialDog) 新しい感じがある。口頭で伝えにくい。スペルミスしやすい。

こちらは納得しました!確かに英語のほうが新しい感じがします!

うちは役所関係の手続きは基本的にすべて電子でやっていますし、電話で社名を伝える機会もほぼないので、カタカナの利点はさほどなさそうです。

社名のカタカナ/英語と前株/後株の表記の相性

前株/後株との相性もありそうです。独断でピックアップしたtoBのSaaS企業20社が前株か後株を調べてみました。

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その結果、以下のような傾向がありそうです。

  • 前株の場合:カタカナ社名が多い
  • 後株の場合:英語社名が多い

会社名アンケートの実施

いろいろ調べた結果、いまいち決め手に欠けました。

そこで、上記の4パターンのうち、パット見の印象でどれが一番好きか、Twitterでアンケートを実施してみることにしました。

アンケートは、社内Slackと、Twitterのツールの会社らしくTwitterで実施しました。

Twitter では2日間で300人ほどの方にご回答いただけました。

どちらの結果も「株式会社SocialDog」が最多でした。

ということで、新社名は前株・英語に決定しました。

結局のところ、どの組み合わせがベストかはよくわからないので、アンケートを取ってみるのは結構有効な手なんじゃないかなと思います。Twitterのアンケート機能を一番を活用した瞬間かもしれない。

会社名とサービス名を同じにするメリット

会社名とサービス名と同じにすることで、以下のようなメリットがありそうです。

採用市場でのブランド強化

上述のように、採用サイトなどで会社名が並んだ時に、クリックしてもらえる可能性が高まったのではないかと思っています。

会社の説明コストが減る

会社名=サービス名にしたことで、サービス名を知っている方であれば、会社名から暗黙に以下が伝わることが期待できます。

  • SocialDogを運営している会社であること
  • SociaDogに注力していること

会社とサービスのブランディングを同じにできる(ロゴが一個で済む)

コーポレートサイトのデザインや会社のロゴなどを、サービスのものをそのまま使えるようになります。

いままでは創業から5年経つのに会社のロゴがなかったので、Montserratというフォントで表示したものをロゴということにしていたのですが、やっと会社のロゴができました!w

(今は刷っていませんが)名刺でも、サービス名と会社名を両方記載しなくてよくなるのでスッキリしそうです。

会社名とサービス名を同じにするデメリット

(今後も一つのブランド名でやっていく場合は)なし。

ここまで5年間AutoScaleという会社名でやってきましたが、考えてみると、うちのように1つのサービスに注力している会社で、今後も1つのブランドでやっていく場合、むしろ、会社名とサービス名を分ける理由がまったくないと思いました。

旧社名の由来

2016年の創業当時より自社サービス「SocialDog」*3を運営していたのですが、正直言って、このサービスで今後何年もやっていく自信がありませんでした。

そこでサービス名とは別の名前を会社名にすることにしました。

エンジニアの会社なので、Web技術に関する会社名にしようと思い、AWSの需要に応じて自動的にサーバーなどの台数を調整する機能「AutoScaling」のように、需要が増えてサービスがスケールしていくようにという願いを込めて「株式会社AutoScale」という社名にしました。

ちなみに会社名を技術用語にしたのは、クラスメソッド社長の横田さんに以前少しだけお会いした際に「エンジニア天国を作りたい」「会社名は、もちろん(プログラミング用語の)クラスメソッドから取った」ということをおっしゃっていたのがとても良いなと思っていたので、真似させてもらいました。

まとめ

社名変更に至るまでSocialDogが成長できたのは、いつもご利用いただいているユーザーのみなさま、SocialDogに関わってくださったみなさまのおかげです。感謝申し上げます。

ということで、本日より、株式会社AutoScale改め、「株式会社SocialDog」として邁進してまいります!

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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採用情報 | SocialDog, Inc.

参考資料

1つのブランドを覚えてもらうだけでも十分に大変なことです。なぜ、その努力を同時に2つのブランド間で分散させてしまうのでしょうか?ブランドが一緒であればプロダクトのマーケティングにかかる膨大な費用を、あなたの会社のマーケティングにも費やすことができます。異なる名前を付けてしまうと、顧客や投資家、将来の従業員間におけるブランド認知度を希薄化させてしまうことになります。 会社やプロダクトの名前は揃えるべきか? | Coral Capital

本当に全くそのとおりだと思います。もっと早くやればよかった。

ただ、媒体によっては「見出しにはサービス名ではなく必ず社名を使う」という決まりがあるらしく、せっかく取り上げていただいても「KUFUがペーパーレス年末調整を提供」と、なんだかPR効果が半減している感じに。 「株式会社KUFU」から「株式会社SmartHR」に社名変更しました - 宮田昇始のブログ

こんな決まりがあるのですね。残念ながらうちはそういう媒体に掲載してもらったことはまだないのですが・・・

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koni.hateblo.jp

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*1:中株というのもあり「Social株式会社Dog」みたいな名前にもできるらしいですが、見たことがないので除外しました。笑

*2:2002年まで社名にアルファベットが使えなかったことが影響しているそう。

*3:当時はCheetahという名前でした