こんにちは、AutoScaleという会社の代表をしている@koniです。
本日は、AutoScale で「Cool SaaS手当」(別名:イケてるSaaS手当)を導入した話を書きます。
イケてるSaaSを作るなら、まずはイケてるSaaSを使うべきだなということで、費用を気にせずSaaSを使ってもらえるよう「SaaS 手当」(10,000円/月)を支給することにしました🎉
— koni | SocialDog🐶 (@koni) 2020年12月4日
オフィスレスにして浮いたお金が原資✌ pic.twitter.com/mVCdtvWqxI
イケてるSaaSを作るには、イケてるSaaSを触るのが一番
AutoScaleが運営する自社サービス SocialDog の開発では、 「イケてる」SaaSを目指すため、さまざまなことに気を使っています。
- ひと目で「カッコいい」「イケてる」と思ってもらえるデザイン
- ヘルプを見なくてもすぐに使い方がわかるUI
- かゆいところに手が届く、それでいてよく使わない機能が目立ちすぎない
- 継続して使ってもらえるための仕組み
- スムーズに有料プランに申し込めるUX
- エラーとなってしまった際の丁寧な説明
メンバーの頭の中には、それまでに使ったことのあるサービス利用体験から、「この機能は普通はこうなっているべき」というマインドセットが形成されています。
そのマインドセットがイケてるほど、実装後の機能の作り込みがレベルアップし、イケてるSaaSに近づけそうです。
イケてるSaaSマインドセットを作るには?
このマインドセットを磨くためには、以下の方法がありそうです。
- さまざまなサービスを使う
- UX関連の書籍を読む
なので、この2つをみんなでやっていきましょう!ということになるのですが、最近のSaaSはフリーミアムのものが非常に多いです。無料のままで使っても良いですが、それだと例えば「有料プラン契約後に解約をさせない仕組み」を見ることができません。
そこで、いろいろなサービスに気軽に課金できるよう、「Cool SaaS 手当」を導入しました。
※書籍についても、経費で簡単に買えるようにしました。これはまた別の記事で紹介します。
イケてる SaaS 手当とは?
「イケてるSaaSを作るために必要な経費を補助する」という目的の手当で、社員は月額1万円、インターンは月額5,000円を支給します。
イケてるSaaSを作るための、以下のような費用に充ててもらうことを想定していますが、使いみちは各自の自由です。
- SaaS 利用料金
- 在宅勤務の環境整備
- 自己研鑽
C向けのサービスは500円から2,000円くらいのものが多いので、月額1万円あれば、5-20くらいのサービスに課金できます!
導入後の反応
以下のような感想が寄せられており、好意的に受け止められているようでよかったです。
- 「料金を気にせず課金後のUXが確認できるようになって嬉しい」
また、Slack に #saas チャンネルを作り、気軽に他社のイケてるUXを貼っていけるようにしました。
「イケてるSaaSを使おう」というメッセージが明確になった
SaaSの利用料金を負担する姿勢が明確にしたことで、エンジニアとの1on1などでより説得力を持って「イケてるSaaSを使いましょう」と伝えられるようになりました。
アホみたいなスライド作ったw pic.twitter.com/g6rqixlWGC
— koni | SocialDog🐶 (@koni) 2020年12月4日
まとめ
以上、Cool SaaS 手当について書いてみました。
AutoScale では今後も、イケてるSaaSを作っていける環境づくりを進めていきます。
AutoScaleは2020年9月にオフィスを廃止し、従業員19名が全員在宅勤務で働いております。 完全在宅勤務、SaaS、スタートアップ、Twitter に興味のある方は、ぜひWantedlyからお気軽にご連絡ください。